こころの故郷

今年も色々なことがあったが、思いもよらない速さで月日が過ぎている。
野山の山野草もほとんど終わり、庭も冬枯れになった今の季節に、室内の花がほんの少しの彩を添えてくれている。
今日は、久しぶりに宮城県に住んでいたときの友達から電話があって、とても風が冷たいとのこと。
もう10年以上も前に越してきてしまったが、11月の半ばになると雪の降ることもあって、長い冬を過ごしたことを思い出した。
今は山野草を育てることに大部分を費やしているが、あの頃は冬の寒さを和らげてくれる室内植物にも随分手をかけていたと思う。
外が吹雪いていても、暖かい花の色彩はこころを和ませてくれる。
室内温室を買いケースいっぱいにセントポーリアを育てて楽しんでいた。
50~60鉢位はあったと思う。
植え替え時に、株分けをすればすぐに殖えてしまう鉢を、置き場所がなくなり友達にも分けてあげたことなども思い出す。
またそんな気候が山野草にもあっていて、今のように苦労しないでもウメバチソウも、ヒナザクラでも殖えて仕方がないほどに育ってくれた。
人間はないものねだりである。
その後も他の県に住んだが、宮城県は長かったせいか、今は東北がとても恋しい。
東北の山の高山植物、紅葉は、この辺ではとても見られないものである。
東北の山河は私の心の故郷である。
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