« July 2006 | Main | September 2006 »

August 2006

麦草峠 高山植物園

Tukubatorikabutogun_1
ツクバトリカブトの群生

Hanaikari八千穂高原自然園を後にして、麦草峠にと向かった。
標高2127メートルにある麦草峠には小さな高山植物園があった。ロックガーデンもあり、いろいろな花が植えられていたが、ほとんどの花は終わりに近く、草原も秋の花に場所を譲っていた。
池の平ではじめて見たときはとても不思議な形の植物と思った花後のハナイカリはその後、蕾だったり、花後だったりでなかなか咲いている花を見られないでいたが、ハナイカリの花がたくさん咲いているのに出会えたことはとても嬉しかった。
いつか見たいという思いが少しずつかなえられるのは望外の喜びである。


ハナイカリ

Hosobatorikabutoトリカブト属は同定が難しい。
間違っているかも知れないが、草むらの中にはツクバトリカブトと思われる花が群生を作っていて、秋色の濃い青紫が澄んだ空気の中で美しかった。
夏の花が終わりを告げようとしているロックガーデンの中には、ホソバトリカブトがやはり濃い青紫を掲げていた。

左 ホソバトリカブト

| | Comments (2) | TrackBack (0)

八千穂高原自然園

Hiryuunotaki
飛竜の滝

Sirakaba
シラカバの林

Ike46
遊亀湖

Asagimadara46
アサギマダラ(画像をクリックすると少し大きく見られます。)

Matumusisou
マツムシソウ

Mitubabenkeisou関東地方は例年に比べてとても短い夏だった。
前日の天気予報で天候がよいと言う8月25日に車で3時間をかけて八千穂高原自然園に秋の花が見られることを期待して出かけた。
秋の代表的なマツムシソウが咲き誇り、エゾリンドウ、アキノキリンソウ、オクモミジハグマ、初めて出会うことができたミヤマモジズリ、ミツバベンケイソウなどの花の中を散策した。

温帯林と亜寒帯林が接する位置にあり、豊かな植生持つという自然園は、白樺の林、せせらぎ、滝、湖と飽きることのない散策路が通っており時間の過ぎるのも忘れて珍しい花を写したり観察したりした。

左 ミツバベンケイソウ

Miyamamozizuri白の小径、青の小径、緑の小径と名づけられた散策路がありそれぞれに植生が違っており、白の小路は白樺の林の中にが気持ちよく、青の小路は遊亀湖、澄み切った渓流や滝を見ながらの散策、緑の小路は深い林の中を歩くというようになっていた。
それぞれの場所では異なった花々を見ることができ、こんなすばらしい自然をそのままに残し守っていることの大切さを肌で感じることができた。
花は終わっていたがベニバナイチヤクソウの群生は見事で花時を想像するだけで、華やかさが目に見えるようだった。
いつの日かベニバナイチヤクソウの咲き誇る小径を歩きたいと思いつつ自然園を後にした。

左 ミヤマモジズリ

| | Comments (2) | TrackBack (1)

リシリヒナゲシ

Risirihinagesi_1リシリヒナゲシを初めて播いたのは2003年の5月である。
2003年6月発芽、2004年7月に蕾があがってきて、クリーム色のオブラートのような花が咲いたときにはとても感激した。
2本くらい咲いたが、暑いさなかの開花だったので種も採取できないうちにすべての株が溶けるように枯れてしまった。あまりの早さにそのときの衝撃は大きかった。
その年も懲りずに播いたが、次の年も花が2本くらい開花した後にすべての苗が枯れてしまった。
もうリシリヒナゲシは育てることをやめようと思っていたが、昨年偶然に種が入手でき播種することができた。
今年は3年目になるが、いまだに枯れずに元気に蕾をあげてきている。
例年になく涼しかった気候のためかもしれないが、日光不足のところへ急に暑さが来たため去年より枯れるものが多いなかでも、このような気候を受け入れてくれて咲いたリシリヒナゲシの花がことのほか愛しい。
種は採取できるかどうか分からないが、ここまで持ちこたえてくれたことだけでも充分である。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

月山

Yuuyaketyoukai_1
月山頂上 夕焼けに浮かぶ鳥海山

Asayake
月山頂上 朝焼けの雲海

Asayakenotyoukaisan_1
月山山頂 朝焼けの雲海に浮かぶ鳥海山

Zinzya_1
月山神社と社務所を望む 下に見える屋根が山頂小屋

Siogamatokisuge
姥ヶ岳山頂付近のキタヨツバシオガマとニッコウキスゲ

Kinugasasou_2
キヌガサソウ

Miyamarindou
ミヤマリンドウ

Nougouitigo
ノウゴウイチゴ

Uraziroyouraku_1
ウラジロヨウラク

Hakusanitige
ハクサンイチゲ

Benibanaitigo
ベニバナイチゴ

Kibananokomanotume
キバナノコマノツメクサ

Ugoazami
ウゴアザミ

Usagigiku_1今年は春から雨の日が多く、どこに出かけるのも予定が立たず、天気予報を見て出かける日決めるということが多かったが、今回も天気予報を探っているうちに8月に入ってしまった。
久しぶりに天候がよくなるという予報を聞いたときは8月3日になっていた。
8月3日という時期を考えてもう一度行きたいと思っていた雪の多い月山を選んだ。
ここから姥沢のリフトまで行くのに4時間近くはかかるし、ゆっくり写真を写しながら登ると頂上まで行って最終の4時半のリフトに乗るのは忙しい思いをしなければならないので、少し不安ではあったが数十年も泊まったことのない山小屋に泊まることにした。

ウサギギク
Miyamarindoutate天候は最高で、リフトを降りると早速キタヨツバシオガマとニッコウキスゲの綺麗な姥ヶ岳にと向かう。
今年は例年より雪が多かったとか、登り初めてすぐに急な雪渓になってしまった。
私の足ではアイゼンなしでは登れない距離と傾斜だったので、早速アイゼンを付けて登り始める。
足元ばかり見ながら歩いてやっと雪が消えたと思ったら、もう目の前はお花畑だった。
少し歩くと姥ヶ岳に咲くニッコウキスゲとキタヨツバシオガマの群生である。
二年前もそうだったが、写真を写し始めるとここで動けなくなってしまう。
いつも良い写真は写せないのだが、ここのお花畑の美しさは圧巻である。
ミヤマリンドウ
Sirobanatoutisouこの風景を見ただけでも月山に来た甲斐があると思うほどである。
どのくらいここで粘ったろうか。いつの間にかガスがかかってきて、青空が見えなくなってしまった。
それを機会にのぼり始めることにする。
姥ヶ岳から牛首、牛首を過ぎて15分位は比較的なだらかで、両面の山にさまざまな高山植物が咲いている。
大好きなヒナザクラ、アオノツガザクラ、トキソウ、ハクサンイチゲ、数えきれないほどの可憐な花を眺めながらゆっくりと写真を写しながら歩いていくと急な登りが待っている。
ヒナウスユキソウの綺麗な花も見たかったが、ほとんど終わりに近く、綺麗な花は見つけることが出来なかった。
シロバナトウチソウ
Miyamakouzorinaここからが大きな石で階段を作ったような急な登りに入る。
ここは登りもきついが登り道の石の間に咲いている花を見ることが出来るのが楽しみである。
くだりになると見えなくなってしまう、可憐な花に出会えるのである。
まずは大好きなキバナノコマノツメクサ、ミヤマクワガタ、ミヤマツボスミレなど石と石の隙間に咲いているのはひときわいとしい。
こんな可憐な花をゆっくり眺め、写真におさめながら登るのが好きである。
もう一気に登っていく体力もないのでちょうど良いのかも知れない。
若いときは登るのが目的だったが、今は花を見るのが目的である。
ミヤマコウゾリナ
Tougebuki2初めてのことであるが、写真を写すために立ったり座ったりしていたためか、頂上まであとわずかというところで足をつってしまい、しばらく休むことになってしまった。
何とか頂上について、山小屋に入る前に山頂の月山神社にお参りをして山小屋に入った。
案内された部屋は8畳間の和室で、高窓があるだけの部屋だったが、割とこざっぱりしていて、昔のように相部屋ではないようなので安心して休めそうである。
荷物を置いて頂上のお花畑を散策したが、頂上付近はまさにお花畑である。
オオバセンキュウ、ウゴアザミ、ハクサンシャジンの群生は見事だったが、コバイケイが一本も咲いていないというのは不思議だった。
トウゲブキ
Nobinetidori_2山小屋の人の話では、今年は雨ばかり降っていて、花が綺麗に咲きそろわず、コバいケイが一本も咲かないと嘆いていたが、頂上付近にはチングルマも見ごろに咲いているところもあり、綺麗に咲きそろう年はどんなだろうと思いをはせるだけでも月山の奥の深さが伝わってくるようだ。
夕暮れ時は雲海が広がり落ちて来る夕日はとても素晴らしく山頂に泊まらなければ見られない風景だったし、晴れていたからこそ見られる好運の一瞬はまさに一期一会で、またの日を望むことなど考えられない時を味わうことが出来た。
夕食後、山小屋の西に集まって歓声を上げながら夕日を見た後は、何も考えることのない充実感のまま寝いってしまった。
ノビネチドリ
Miyamaakinokirinsou_1朝空が明るんでくるにしたがって、あちこちから物音が聞こえ、いつの間にか朝日の見える場所にと集まり始めていた。
雲海の下のほうから空が曙色に染まり少しずつ太陽が昇って来る様は太古の昔に戻っているような錯覚を覚えるほど感動的だった。
私は夢中でシャッターをおしていたが、写真では感動の伝えることの出来ない世界の出来事のように後で感じた。
静かにただ見つめていればよかったのにと後悔の念を抱いた。
その後朝食までの時間を頂上付近を散策、朝食後は、ゆっくりと花を見ながら同じ道を下ってきたが、いつまでも心に残る素晴らしい山行だった事に感謝のの気持ちでいっぱいである。
ミヤマアキノキリンソウ

天上のお花畑をさまよへば夕べ雲海に落ちゆく光

月山の岩の急峻駆け下りる鹿のようなる足持つ人は


| | Comments (7) | TrackBack (0)

« July 2006 | Main | September 2006 »