月山

キヌガサソウ

ミヤマリンドウ

ノウゴウイチゴ

ウラジロヨウラク

ハクサンイチゲ

ベニバナイチゴ

キバナノコマノツメクサ

ウゴアザミ
今年は春から雨の日が多く、どこに出かけるのも予定が立たず、天気予報を見て出かける日決めるということが多かったが、今回も天気予報を探っているうちに8月に入ってしまった。
久しぶりに天候がよくなるという予報を聞いたときは8月3日になっていた。
8月3日という時期を考えてもう一度行きたいと思っていた雪の多い月山を選んだ。
ここから姥沢のリフトまで行くのに4時間近くはかかるし、ゆっくり写真を写しながら登ると頂上まで行って最終の4時半のリフトに乗るのは忙しい思いをしなければならないので、少し不安ではあったが数十年も泊まったことのない山小屋に泊まることにした。
ウサギギク
天候は最高で、リフトを降りると早速キタヨツバシオガマとニッコウキスゲの綺麗な姥ヶ岳にと向かう。
今年は例年より雪が多かったとか、登り初めてすぐに急な雪渓になってしまった。
私の足ではアイゼンなしでは登れない距離と傾斜だったので、早速アイゼンを付けて登り始める。
足元ばかり見ながら歩いてやっと雪が消えたと思ったら、もう目の前はお花畑だった。
少し歩くと姥ヶ岳に咲くニッコウキスゲとキタヨツバシオガマの群生である。
二年前もそうだったが、写真を写し始めるとここで動けなくなってしまう。
いつも良い写真は写せないのだが、ここのお花畑の美しさは圧巻である。
ミヤマリンドウ
この風景を見ただけでも月山に来た甲斐があると思うほどである。
どのくらいここで粘ったろうか。いつの間にかガスがかかってきて、青空が見えなくなってしまった。
それを機会にのぼり始めることにする。
姥ヶ岳から牛首、牛首を過ぎて15分位は比較的なだらかで、両面の山にさまざまな高山植物が咲いている。
大好きなヒナザクラ、アオノツガザクラ、トキソウ、ハクサンイチゲ、数えきれないほどの可憐な花を眺めながらゆっくりと写真を写しながら歩いていくと急な登りが待っている。
ヒナウスユキソウの綺麗な花も見たかったが、ほとんど終わりに近く、綺麗な花は見つけることが出来なかった。
シロバナトウチソウ
ここからが大きな石で階段を作ったような急な登りに入る。
ここは登りもきついが登り道の石の間に咲いている花を見ることが出来るのが楽しみである。
くだりになると見えなくなってしまう、可憐な花に出会えるのである。
まずは大好きなキバナノコマノツメクサ、ミヤマクワガタ、ミヤマツボスミレなど石と石の隙間に咲いているのはひときわいとしい。
こんな可憐な花をゆっくり眺め、写真におさめながら登るのが好きである。
もう一気に登っていく体力もないのでちょうど良いのかも知れない。
若いときは登るのが目的だったが、今は花を見るのが目的である。
ミヤマコウゾリナ
初めてのことであるが、写真を写すために立ったり座ったりしていたためか、頂上まであとわずかというところで足をつってしまい、しばらく休むことになってしまった。
何とか頂上について、山小屋に入る前に山頂の月山神社にお参りをして山小屋に入った。
案内された部屋は8畳間の和室で、高窓があるだけの部屋だったが、割とこざっぱりしていて、昔のように相部屋ではないようなので安心して休めそうである。
荷物を置いて頂上のお花畑を散策したが、頂上付近はまさにお花畑である。
オオバセンキュウ、ウゴアザミ、ハクサンシャジンの群生は見事だったが、コバイケイが一本も咲いていないというのは不思議だった。
トウゲブキ
山小屋の人の話では、今年は雨ばかり降っていて、花が綺麗に咲きそろわず、コバいケイが一本も咲かないと嘆いていたが、頂上付近にはチングルマも見ごろに咲いているところもあり、綺麗に咲きそろう年はどんなだろうと思いをはせるだけでも月山の奥の深さが伝わってくるようだ。
夕暮れ時は雲海が広がり落ちて来る夕日はとても素晴らしく山頂に泊まらなければ見られない風景だったし、晴れていたからこそ見られる好運の一瞬はまさに一期一会で、またの日を望むことなど考えられない時を味わうことが出来た。
夕食後、山小屋の西に集まって歓声を上げながら夕日を見た後は、何も考えることのない充実感のまま寝いってしまった。
ノビネチドリ
朝空が明るんでくるにしたがって、あちこちから物音が聞こえ、いつの間にか朝日の見える場所にと集まり始めていた。
雲海の下のほうから空が曙色に染まり少しずつ太陽が昇って来る様は太古の昔に戻っているような錯覚を覚えるほど感動的だった。
私は夢中でシャッターをおしていたが、写真では感動の伝えることの出来ない世界の出来事のように後で感じた。
静かにただ見つめていればよかったのにと後悔の念を抱いた。
その後朝食までの時間を頂上付近を散策、朝食後は、ゆっくりと花を見ながら同じ道を下ってきたが、いつまでも心に残る素晴らしい山行だった事に感謝のの気持ちでいっぱいである。
ミヤマアキノキリンソウ
天上のお花畑をさまよへば夕べ雲海に落ちゆく光
月山の岩の急峻駆け下りる鹿のようなる足持つ人は
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Comments
wakoさん素晴らしい月山からの朝焼け、
夕焼けの景色、感動の声が聞こえるようです。
慣れた山歩きでも雪渓は神経を使うでしょうね。
昨年のことを思い出しました。
一晩頂上で過ごすことが出来て
思いっきりたくさんのお花と対面して
嬉しそうなwakoさんの笑顔を、
勝手に思い浮かべている私です。
こんなに早くアップしていただいて
ありがとう!!
内心、今日か、今日かと心待ちにしていたんですよ。
Posted by: つる | August 10, 2006 at 08:21 PM
素晴らしい雲海を見せていただいてありがとう。
こんな雲海に巡り合える機会はそうもないでしょうね。
きれいなお花たち。やっぱり、自分の足で歩いて登山されてこそのこの風景、このお花。それらとの出会いなんですね。
Posted by: やすみ | August 10, 2006 at 10:54 PM
つるさん こんばんは。
数十年ぶりの山小屋に泊って見ました。
快適とはいえませんが、風景はそれを通り越して素敵でした。
これからはのんびりとした山登りや旅をしたいと思います。
あと何年と考える年になりました。
やすみさん こんばんは。
若いときは良く山頂の山小屋に泊まりましたが、それ以来の感動的な夕日と朝日を見ることが出来ました。
いろいろと条件がそろわないと見られないと思いますので一会の出会いに感謝しています。
Posted by: wako | August 11, 2006 at 08:28 PM
山小屋泊まりで大正解でしたね!
頂上に泊まって朝夕の雄大な光景に対面すると、ここはやはり神の山なのではないかなあ、と感じます。
次はもう一月早く登れば、また違った花や風景に出会えると思います。
こんなわけで、何度も飽きずに登るんですよね。
wakoさんの紀行文を読んでたらまた登りたくなってきました。
来年は頂上でお会いできますかな(^o^)/
Posted by: 加納@新潟 | August 12, 2006 at 09:51 PM
加納さん こんばんは。
本当に月山は神の国だと思いますね。
そんなところに惹かれて、何度も何度も行きましたが、初めての頂上泊でその感じが余計強くなりました。
月山は卒業しようと思ったのですが、登れる間は行きたくなるところですね。
今度は7月初旬に登ってみたいと思います。
神様が、加納さんと引き合わせてくれるでしょうか。
Posted by: wako | August 13, 2006 at 11:47 PM
出羽三山 (羽黒山 月山 湯殿山)の月山に登って……凄いですねー。wakoさんのあの細いきゃさな体で、やっぱり好きなことには
思わぬ力が出るのですね。夕焼けの雲海 朝焼けの雲海 朝雲の中から太陽が昇ってくる様は太古の昔に戻ったような錯覚とは、私も経験したいものですね。体力的には、もう駄目ですので、wakoさんの写真を見せていただいて感動を味合います。ブログ 教えてくださってありがとう!
Posted by: クミ | August 22, 2006 at 03:53 PM
クミさん こんにちは。
月山を見て頂き有難うございました。
天候に恵まれたことが何よりだったと思います。
私も体力がないので、ゆっくり山の花を味わいたいと思っています。
クミさんもブログたくさん書いていらして私も少しは更新しないといけないと思いました。
Posted by: wako | August 23, 2006 at 01:01 PM